10月のブラックボードとフロスの話

2020年10月9日 3:00 pm

こんにちは。 神部歯科医院の歯科衛生士の舩山です。😊

10月に入ってから寒くなりましたね💦

金木犀の香りもしてきていよいよ秋本番という感じですね🍂🍄

日によって寒暖の差もあるので風邪を引かないように気をつけたいと思います。

さて、今月のブラックボードは10月ということでハロウィンのイラストとフロスについて書きました。

皆さんは歯磨きの時にフロスを使っていますか?

歯ブラシの毛先は歯と歯の間には届ききらないため、歯磨きだけではプラークが残ってしまいます。

虫歯や歯周病が歯と歯の間から始まる事が多いのはこのためです。

歯磨きのみの場合の全体のプラーク除去率はおよそ60〜70%程度といわれていますが、デンタルフロスを併用することによりおよそ80~90%まで上がるとされています。

予防のためにはフロスの使用が大切です。

そこで、今回はデンタルフロスについて書きたいと思います。

フロスは大きく分けて2種類の形があります。

1.ホルダータイプ

初めてフロスを使用する方には、持ち手が付いているホルダータイプのデンタルフロスがおすすめです。

持ち手の部分を持って入れるだけなので、フロスに慣れていない方でも比較的簡単に使用できます。

ホルダータイプには〝F字型〟と〝Y字型〟の2種類の形があり、市販の物はF字型の物が多いです。

形状により前歯にはF字型、奥歯にはY字型が使いやすいです。

2.糸巻きタイプ

糸巻きタイプのデンタルフロスは、指に糸を巻きつけて使用するので慣れるまでは少し難しいですが、より歯の形にフィットして清掃することができるので使いこなせればプラーク除去率が上がります。

正しい使い方で使わなければプラークや食べかすが残ってしまったり、深く入れ過ぎて歯ぐきを傷めてしまう事があるので、使い方を聞いた事がない方はお気軽にお尋ね下さい。

また、糸巻きタイプのデンタルフロスには、ワックスでコーティングされているものとされていないものがあります。

ワックスでコーティングされていない物の方がより多くのプラークを絡めとることができますが、滑りが悪いため使い慣れていないと入れるのが難しいので、基本的にはワックスでコーティングされているものをおすすめしています。

では次にホルダータイプと糸巻きタイプのメリット・デメリットについて書きます。

【ホルダータイプ】

−メリット−

・フロスに慣れていない方、初めて使う方でも使いやすい

・お子様に使いやすい

−デメリット−

・糸の張られている部分で全ての場所に通すので、糸が消耗しやすい

・汚れたら洗いながら使わないといけないので手間がかかる

【糸巻きタイプ】

−メリット−

・歯と歯の間1ヶ所ごとに糸を送り出すので、常にきれいな状態で使用できる

・毎回使い捨てなので、繰り返し使用よりも衛生的

・歯の間にひっかりがあったりする場合、歯の間に通した後横から引き抜くことができる

−デメリット−

・慣れないと使いにくい

・口をあまり大きく開けられない方は使いにくいことがある

それぞれメリット・デメリットがあるので、ご自身に合った物を使って歯と歯の間のプラークを取り除き、虫歯・歯肉炎・歯周病を予防していきましょう!

ご不明な点はお気軽にお尋ね下さい💁‍♀️

それでは今回はこのへんで。

また次回お会いしましょう🎃👻