歯周病と全身疾患について
2021年8月4日 1:01 pm
こんにちは。歯科衛生士の中山です。
歯周病と全身疾患についてお話しします。
歯周病とは、歯を支える歯ぐきや骨が壊され、最終的に歯が抜け落ちてしまう病気のことです。ある調査では、大人になってから歯を失う原因の42%がこの歯周病となっており、日本人の40歳以上の約8割が歯周病に罹っていると言われています。
また、この歯周病は歯を失う原因だけでなく、病気の引き金にもなります。
歯周病菌が歯周ポケットなどから血液中に入ると心臓血管系疾患に、肺へ入ると呼吸器系疾患を起こします。「歯周病になったのは自分のせいだから自分が困るのは仕方ない」などと思っていませんか?実は自分だけの問題ではないんです。妊婦さんだと赤ちゃんにも影響が及びます。歯周病でない人と比べると早産のリスクが7倍も高くなります。
このような症状を起こさせないためにも、歯を磨くと血が出る、歯がぐらぐらする、歯ぐきから膿が出る、口臭がある等の症状があるなと感じたら歯医者さんへ行きましょう。そして定期的にメインテナンスを受け、自分で自分の歯を守り、死ぬまで自分の歯で美味しくご飯を食べましょう。
画像引用元:https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/2163/