親知らずが痛い原因
親知らずの周りで細菌が増殖して腫れる
親知らずの歯冠が完全に露出していない場合、歯肉との隙間に細菌が溜まりやすくなります。この細菌が原因で歯肉が炎症を起こし、腫れや痛みが生じることがあります。特に、清掃が不十分な場合に悪化することが多いです。
親知らずの虫歯
親知らずは歯列の一番奥に位置しており、歯ブラシが届きにくいためむし歯になりやすい歯です。特に斜めに生えている場合、親知らずだけでなく、隣接する第二大臼歯もむし歯のリスクにさらされます。
親知らずが隣の歯を押して痛む
親知らずが斜めに生えるケースでは、隣の第二大臼歯を圧迫することがあります。この圧迫により、痛みや違和感、さらには歯列全体の乱れにつながることもあります。
親知らずが生えてきて、噛むと歯肉に当たってしまう
親知らずの生える方向が正常でない場合や、噛み合う歯がない場合には、歯肉や頬粘膜に当たって痛みを引き起こすことがあります。この状態を放置すると、口内炎やさらなる炎症を招く恐れがあります。
当院の親知らずの抜歯
痛み・腫れなど患者様の不安に寄り添った抜歯
当院では、患者様の不安や恐怖心に寄り添った抜歯を心がけています。抜歯前には表面麻酔を施し、その後、痛みを感じにくい方法で十分に麻酔を効かせた状態で治療を行います。また、経験豊富な専門医が迅速かつ正確な処置を行うことで、抜歯時間を短縮し、術後の痛みや腫れを最小限に抑える努力をしています。
事前のCT撮影によってスムーズな抜歯を実現
痛み・腫れの少ない親知らずの抜歯のためには事前の検査が欠かせません。当院はCT撮影を行い、歯と神経の位置関係や親知らずの向きなど詳細を調べます。その結果、精密な治療計画を立案できます。
歯ぎしり・食いしばりと顎関節症の関係
顎関節症は、さまざまな原因が複合的に絡み合って発症します。特に、噛み合わせの悪さや歯ぎしり、食いしばりなどが主な要因とされています。これらの癖が長期間続くと、顎の関節に過剰な負担がかかり、筋肉の緊張や顎関節の炎症を引き起こす可能性があります。また、頬杖をつく癖や足組みといった姿勢の影響も無視できません。さらに、精神的なストレスがこれらの癖を助長し、顎関節症を悪化させるケースもあります。顎関節症は単なる顎の痛みや違和感だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、早期の診断と治療が重要です。
歯ぎしり・食いしばりと顎関節症の関係
歯ぎしりや食いしばりを緩和するためには、ナイトガードの使用が有効です。ナイトガードは就寝中に装着する透明のマウスピースで、歯ぎしりや食いしばりによる力を分散させる役割を果たします。この装置を使用することで、歯や歯ぐきへのダメージを軽減し、歯の摩耗や割れを防ぐことができます。 ナイトガードにはソフトタイプとハードタイプがあり、症状に応じて使い分けが可能です。ソフトタイプは初めての方や軽度の歯ぎしりに適しており、柔軟な素材で作られています。一方、ハードタイプは耐久性が高く、重度の歯ぎしりや食いしばりに対応しています。歯ぎしりによるストレスを軽減することで、日常生活の快適さを向上させることができます。
顎関節症の治療方法
顎関節症の治療にはスプリントという装置を使用する方法があります。スプリントは顎関節や周辺の筋肉にかかる負担を和らげるための特別なマウスピースで、装着することで筋肉の緊張を緩和し、顎関節の不快感を軽減します。さらに、顎の動きを正常な状態に戻すことで、咀嚼や会話の際の不便さも解消します。 スプリントは患者様一人ひとりの症状に合わせてオーダーメイドで作成されるため、高い治療効果が期待できます。また、スプリントとナイトガードは似た形状をしていますが、それぞれの目的が異なるため、専門医による適切な診断が必要です。当院では、患者様の状態に合わせた装置を提案し、快適な生活を取り戻すお手伝いをいたします。