現在、成長段階の約75%の子供に不正咬合があると言われています。
不正咬合には遺伝の場合もありますが、
何かしらの口腔習癖が原因である事が多く、
小さいうちでしたらその不正咬合を引き起こしている
原因を取り除いてあげれば改善する事ができます。
最近の研究によると、口呼吸、舌の突出、逆嚥下(間違った飲み込み癖)、指しゃぶり、
唇や舌の咬み癖などの口腔習癖が子供の顔と顎の正しい発達を妨げ、
乱れた歯並びの原因となる事がわかっています。
不正咬合のあるお子様にはトレーナーシステムによる治療を行っています。
成長段階での使用に限るため最適年齢は5〜8歳ですが、不正咬合の原因を改善する事で、
お子様が本来持っている自然の成長を促し、顔や顎の発達を改善します。
早い段階からアプローチする事で非抜歯での治療が可能になり、
矯正終了後もリテーナーや保定装置を使わずに済むかもしれません。
成長期を過ぎた場合や成人で矯正を行う場合は、
ブラケット(歯につぶつぶをつけてワイヤーを通す)による矯正が必要になりますが、
圧をかけて歯を動かすので歯の根っこの吸収が起こったり、抜歯が必要になる場合もあります。
抜歯をすればアーチが狭くなるので舌が正しく収まらなくなり後戻り等の原因にもなります。
矯正を検討しているのであれば、早い時期からのアプローチをお勧めします。
ブラケットによる矯正を行うにしても、抜歯か非抜歯に限らず口腔習癖の改善は必要です。
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