40代「前歯がガタガタで歯磨きがしにくい」
表面に付着した汚れを「クリーニング」で取り除き、マウスピース型歯がねじれて生えている「叢生」を、マウスピース型矯正装置「インビザラインGO」で改善し、治療期間も短くした症例
ご相談内容
6年前から定期検診でご来院いただいている患者様から「下の前歯がガタガタに生えていて、どうしても歯磨きがしにくい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
患者様は、上下の前歯がねじれて生えている「叢生(そうせい)」の歯並びでした。
特に下の前歯(左右中切歯/1番)はねじれが強く、歯ブラシをまっすぐ当てることが難しい状態で、虫歯や歯周病のリスクも高まっていました。
奥歯に関しては、歯並びや噛み合わせの問題はありませんでした。
行ったご提案・治療内容
取り外し式のマウスピース型矯正装置「インビザラインGO」で、上下20本の歯(右第2小臼歯/5番〜左第2小臼歯)を動かし、前歯の歯並びを改善する治療をご提案しました。
前歯の矯正に特化したインビザラインGOを使用することで治療期間も短くなることをご説明し、同意いただきました。
まずレントゲン撮影と口腔内の写真撮影を行い、全体の歯のクリーニングを実施しました。
その後、お口の中をカメラでスキャンして3Dデータを取得し、治療計画「クリンチェック」のシミュレーションを患者様にご確認いただいてから治療を開始しました。
矯正期間中は、ご来院の度に口腔内の写真撮影とスキャンを行い、治療による歯の変化をご覧いただくことでモチベーションの維持に努めました。
治療期間の目安
6ヶ月
治療回数の目安
10回
治療費総額の目安
600,000円(クリンチェック、インビザラインGO、月々のチェック料、viveraリテーナー代)
術後の経過・現在のご様子
歯がきれいなアーチを描いて並び、噛み合わせも問題ありません。
患者様にも「歯磨きもしやすくなり、もっと早くやれば良かった。健康な歯並びを維持できるよう、しっかり検診に通いたい」と大変お喜びいただきました。
現在は、歯並びの後戻りを防ぐための装置「vivera(ビベラ)リテーナー」を夜間のみご使用いただき、3ヶ月ごとの検診に欠かさずご来院いただいております。
この治療のリスクについて
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
クリニックより
矯正治療をご検討されている患者様には、他の患者様のクリンチェック動画をご覧いただきながら治療内容をご説明しています。
似たようなケースの歯並びの変化を見ていただくことで、ご自身の歯がどのように移動するか、また1枚のマウスピースでどれくらい歯が動くのかなどを具体的にイメージしていただけます。