〜銀歯のリスクについて〜
こんにちは、管理栄養士の七星です。
さて、今回は銀歯治療についてお話しさせていただきます。
まず、銀歯は金銀パラジウム合金と呼ばれるもので12%の金に銀や銅・パラジウムなどを合金にしています。
続いて、銀歯治療の2つのメリットについてご紹介します。
①銀歯は保険で入れられるので、保険外の治療と比べ安く治療することが出来ます。
銀歯に使われる金銀パラジウム合金は丈夫な素材のため、割れたり欠けたりする可能性が低いです。ただし、銀歯は使用するにつれて変形していきます。そのため、定期的なメンテナンスは必要です。
次に銀歯治療の4つのデメリットについてご紹介します。
①お口の中の金属が酸化や摩擦によって唾液中に溶け出し体内に取り込まれます。すると、この金属イオンが体内の免疫細胞と過剰に反応して金属アレルギーが引き起こされます。症状としては、顔や全身の発疹、手足の皮むけ・水ぶくれ、舌のただれ、味覚の異常、口内炎、口唇炎、頭痛、肩こり、立ちくらみなどが引き起こされます。
②銀歯および銀歯を接着するためのセメントは少しずつ劣化していき錆びたり溶けたりすることで合いが悪くなり隙間から虫歯菌が入り込み虫歯が進行する可能性があります。
③銀歯の表面は傷つきやすいので、その小さな傷に虫歯菌などが溜まりやすく、良好な衛生状態を保つことが難しいです。そのため、銀歯と歯茎の境目に歯周病菌が入り溜まりやすくなるため、歯周病が進行することもあります。
④銀歯や金属製のフレームの差し歯をを入れた場合、溶け出した金属イオンが歯茎に沈着して、歯と歯茎の境目に黒っぽい線が現れるブラックタトゥーが見られる場合があります。ブラックタトゥーは、歯茎が痩せて歯根が露出してしまった場合、さらに目立ちやすくなるため、前歯のような審美性が求められる部分の治療には注意が必要です。
今回ご紹介させていただいた銀歯によるリスクを無くすには、セラミック、ゴールドによる治療が挙げられます。その説明はまた次回のブログにてご紹介させていただきます。
銀歯やセラミック、ゴールドの治療について何かご不明な点がございましたら遠慮なくご相談ください。
5月からYouTubeにも力を入れていますので宜しければご覧ください。
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