筋機能矯正装置を用いた不正咬合早期治療

2013年3月21日 1:00 pm

こんにちは。

神部歯科医院の神部です。

かなり暖かくなってきましたね。

目黒川の桜もそろそろ最高の瞬間を迎えます。

年々目黒川の桜の特集が加熱して、人の数が凄いです。

知り合いのお店もこの時期は寝る暇もおしんで働くそうです(笑)


昨日は

筋機能矯正装置を用いた不正咬合早期治療

の勉強会に行ってきました。

最近、今まで以上に小児歯科や小児矯正に没頭しています。。。

講師はイタリアのDr.Franco Bruno

お話をする機会があったので、色々お話をしてみました。

イタリア人と言う事で僕の得意なサッカー話から入っていったのですが、好きなチームが同じユベントスでした。

ミラノ出身って言われたので、ミラノのチームのどっちかだと思ったので意外でした。

連絡先も教えていただいたので、わからない事は質問しようと思います。


僕の理想としては、綺麗な歯並びで虫歯も歯周病もなく、体に悪い銀歯や入れ歯もインプラントも無く、自分の歯で死ぬまで食事が出来る事です。

すでに虫歯がある方は新しい虫歯にならないようにする事はできますが、残念ながら削った歯は元の状態には戻せません・・・

その目標を神部歯科医院に来て頂いてる患者様で達成するためには、今来ている子供達で達成するしかありません。

そしてその子達に子供が出来て、今ご両親にしてもらっているようにちゃんと歯医者さんに連れて行くという時間のかかる目標です。

海外ではわりと定着している文化です。

そのためにも歯並びはかなり重要です!

ガタガタの歯では歯磨きもしにくいですし、汚れもたまりやすいです・・・

しっかりとした機能も発揮できませんし、顎関節症などにもなりかねません。

日本では50%、イタリアでは36%の人に不正咬合がみられます。

2000年もの間、日本人の不正咬合は変わらないそうです・・・

日本人の不正咬合が世界的に研究対象になっているそうです。


不正咬合の原因としては

・口呼吸

・食事

・舌の筋肉

・悪習癖

です。


海外の先生達が言うのは、

”日本では八重歯がファッションなの?!”

”付け八重歯??わざと不正咬合作って日本の歯科医師は何を考えてるの?”

です。

もちろん昨日のBruno先生も、”凄いファッションだ”とおっしゃっていました(笑)

不正咬合を治すのではなく、お金を払って不正咬合を作るわけですからね。


子供のうちにしっかりとお口の周りの筋肉バランスを診て対応すれば、ある程度は歯並びを調整できますし、

歯を抜かずに矯正をしたり、矯正の器具を付けるにしても短期間ですませる事もできます。

この装置は5歳前後(歯の状態次第ですが)から使用が可能なので、早めに診てもらうことをお勧めします。

大切な我が子の歯並びが悪いのは嫌ですからね・・・

筋機能矯正装置を使用していて、毎月のチェックに来るお子様のお口の写真を撮ってお母様にお見せすると、

歯の位置の変化に驚かれます。

Bruno先生の症例では、この装置だけで綺麗な歯並びになっている子もいました。